2024/11/05 15:51

洗たく物を取り出して干そうとしたら、ピロピロワカメを目撃!!
洗たくあるあるの話だと思いますが、ご存じの通り、「カビ」でございます。
より詳しく話すと、「洗濯槽」の裏側にいらっしゃる「カビ」から剝がれたものです。
ピロピロワカメが目に見えてしまうので、「カビ」が問題に挙げられますが、
実は洗濯機の中には他にも「菌」や「酵母」など、多くの「微生物」が生息しています。
今回は洗濯機内部に生息する「微生物」の生態についてお話をしたいと思います。
洗濯槽の上層に集まりやすい「微生物」
全自動洗濯機やドラム式洗濯乾燥機など、私たちの生活に欠かせなくなりました。
しかし、便利で快適になった反面、ちょっと困った状況にもなりました。
「微生物」にとっても快適な環境になってしまったためです。
これらの「微生物」は洗剤成分を栄養として食べて増えることができ、
洗濯機の「洗濯槽」と「外槽」のスキマの適度な湿度を好みます。
すると、日々の洗たくを通して増えに増えていきます。
実際、縦型洗濯機では5ヶ月以降、ドラム式では2ヶ月から「カビ」が見られたそうです。
そして、特に顕著に「微生物」が多かったのが、「洗濯槽」の上層だったそうです。
この理由としては、洗濯中の水しぶきが飛び散ったためと考えられるそうです。
水が届かない上層は「微生物」にとって定着しやすかったんでしょうね。
さて、この知識を活かして、次回から洗濯機のカビを洗う方法を考えていきましょう。
【参考文献】
1. 濱田信夫(2004). 洗濯時に浮遊する暗色の汚れとカビ汚染. 生活衛生, vol.48, no.3, pp.124-130.
2. 濱田信夫(2005). 洗濯機内部に生息するカビと洗剤成分の関係. 生活衛生, vol.49, no.3, pp.161-167.
3. 濱田信夫(2009). 洗濯乾燥機のカビ汚染の現状. 生活衛生, vol.53, no.2, pp.90-99.
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