2024/11/13 14:20


「ニオイが気になっていたモノを煮出したらニオイが取れました☆」

衣類やタオルなどのニオイ取りについて調べると出てきますよね。


過酢酸を推す立場の人間が言うのもアレなのですが、

煮出してニオイを取る方法も、とても立派な方法だと思っています。


この煮出しを医療分野では「熱水消毒」と呼ぶのですが、

医療分野で洗浄・消毒を行う際、消毒剤を使う前に、まずは「熱水消毒」を行えるか確認します。

医療分野でも水で消毒が可能であれば、それが一番「安全」で「経済的」だからです。


しかし、それは医療分野で洗浄・消毒する主な対象がメスやハサミなどの金属系だからとも言えます。

中には、内視鏡のように熱に弱い機材もあるため、消毒剤ももちろん使われています。

それでは、「熱水消毒」を行う場合の注意点を見ていきましょう。


「熱水消毒」では80℃以上を10分以上が望ましい


文献では、75℃で1分程度では微生物が生存してしまうことが記載されています。

医療分野の「熱水消毒」についても80℃・10分が推奨されています。

家庭で温度を制御・管理することも難しいため、おそらくグツグツ言っている熱湯を使わざるを得ないと思います。

そのため、グツグツ言っている熱湯の中で10分以上置いておくと「熱水消毒」できると思います。


素材によっては「縮み」「色落ち」「シワ」が起こる


木綿やポリエステルは熱で収縮や変形するため、「縮み」や「シワ」が起きる場合があります。

また、色柄物に使われている染料も熱に弱いものがあるため、「色落ち」が起きる場合も。

そのため、衣類などより、無地のタオル類の方が「熱水消毒」に向いているかもしれません。


しかし、医療分野のように、きちんと熱水が管理できる環境であれば良いのですが、

家庭で行う場合は火傷や吹きこぼしなど危険が伴う場合もあります。

もし実施するのであれば、十分気を付けて行ってください。


ちなみに、桜花-AUCA-はぬるま湯でも効果得られますよ☆(あざとい苦笑)


【参考文献】
1. 古田賢治(1982). 大腸菌及び黄色ブドウ球菌に対する消毒液又は熱湯浸漬の消毒効果. 日本家禽学会誌, vo.19, pp.358-361.

衣類の気になる生乾き臭・汗臭・体臭、白物の黄ばみに
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