2024/12/15 13:59

桜花-AUCA-の本品には「穴」が開いています。
製造に失敗したからじゃないの?なんて思わないでくださいね💦。
この針で刺したかのような「穴」、
(実際、針で刺しているのですが笑)
実は皆さんが購入されたことのある製品にもあったりします。
今回は、この「穴」に隠されたお話をしたいと思います。
桜花-AUCA-本品の「穴」は、ガス抜き
桜花-AUCA-本品に「穴」が開いているのは、
保管条件によっては、"ガス"が出る場合があるためです。
では、どんな"ガス"が出るのでしょうか?
桜花-AUCA-の成分は、以下のようになっています。
pH調整剤(クエン酸)、漂白活性剤(テトラアセチルエチレンジアミン)、過炭酸ナトリウム(酸素系)、安定化剤、炭酸塩
さて、お分かりになったでしょうか?
答えは、「過炭酸ナトリウム」ですね。
「過炭酸ナトリウム」はご存じのように、炭酸ナトリウムと過酸化水素の混ぜ物です。
この内、過酸化水素(H2O2)から"酸素(O2)"が発生する場合があるため、
"酸素(O2)"を外に逃がすために「穴」が開いています。
分解反応としては、2H2O2 ⇒ O2 + 2H2Oですね。
過炭酸ナトリウムから発生する"ガス"の正体は"酸素"
"ガス"と聞いてガスコンロを連想させてしまったかもしれません。
しかし、ガスコンロの"ガス"とは違い、
桜花-AUCA-から出る"ガス"は、空気にもある"酸素"なのでご安心ください。
つまり、桜花-AUCA-本品に開けられている「穴」は、
成分中の「過炭酸ナトリウム」から出る"酸素"を逃がすためにあります。
それでは、「過炭酸ナトリウム」を主成分とした製品に「穴」はあるの?
こんな風に思われた方は鋭い!!もちろんあるんですよ!!
特に密閉された袋の上部を探してみると小さな「穴」を見つけられます。
(注意書きにも「穴」について書いてあることも)
実は皆さんがお買い上げした製品にも「穴」はあるんですよね。
「穴」がないと、場合によっては富士山頂のポテトチップスになる
富士山頂にポテトチップスを持っていくとパンパンに膨らむ現象
一度はテレビなどで見たことがあると思います。
これは地上と山頂の気圧の違いによって起こる現象ですが、
もし「過炭酸ナトリウム」製品に「穴」がないと、
場合によっては、ポテチ袋のようにパンパンになってしまうことも…
特に暑いところに保管されていたりすると、"酸素"が発生しやすくなるので注意です。
"酸素"が発生してしまうと、品質も低下してしまう場合があるため、
桜花-AUCA-も含めて「過炭酸ナトリウム」製品の保管は"冷暗所"で☆
今日のまとめ
✅桜花-AUCA-本品の「穴」はガス抜きのため。
✅ガスを発生させるのは、桜花-AUCA-の成分中の「過炭酸ナトリウム」
✅「過炭酸ナトリウム」から発生するガスは"酸素"
✅製品の品質を保つためにも保管は"冷暗所"で
衣類の気になる生乾き臭・汗臭・体臭、白物の黄ばみに