2025/01/24 13:15


洗濯しても取れない嫌な臭い、その原因は“微生物の集合住宅(バイオフィルム)”だった!?


こんにちは!

みなさん、「バイオフィルム」という言葉、聞いたことありますか?

お口の中の歯垢(プラーク)や、台所やお風呂場のヌメリが「バイオフィルム」の代表例としてよく挙げられますが、

実はこれらは微生物たちの“集合住宅”なんです!


微生物の共同体!?バイオフィルムってなに?


「バイオフィルム」とは、微生物たちが一緒に暮らすために作る共同体のようなものです。

自然界にいる微生物のほとんどは単独ではなく、この「バイオフィルム」という形で生活していると言われています。


バイオフィルムでは、微生物たちが身を寄せ合って集まり、外壁のような保護物質を作り出し、

外部からの攻撃(たとえば洗剤や漂白剤!)から身を守るようになります。

そして、内部では栄養分を分け合ったり、微生物同士がコミュニケーションをとる仕組みもあるんです。

まるで自然界の小さな集合住宅そのもの!


初めてこの仕組みを知ったときは、微生物たちの生活の奥深さに感動しました(笑)。


実は衣類にもバイオフィルムができる!


さて、この「バイオフィルム」。

実は、私たちの衣類にも形成されることがあるのをご存じでしょうか?


たとえば、汗や皮脂が染み込んだ服を洗濯しても、なんだか臭いが落ちない…

そんな経験、ありますよね。

それ、実は衣類に「バイオフィルム」ができている可能性があるんです!


バイオフィルムが形成されると、洗剤や漂白剤に対して耐性が強くなってしまい、

普通の洗濯ではなかなか汚れや臭いを落とせなくなることがあります。


この「見えないバイオフィルム」が原因で、

何度洗っても衣類の嫌な臭いが取れない…なんてことになりがちなんですね。


バイオフィルム対策には、洗濯方法を工夫したり、効果的な除菌・漂白剤を選ぶことが大切です。

次回は、バイオフィルム形成の流れから考えられる対策についてお話ししたいと思います!


今日のまとめ


✅歯垢(プラーク)やお風呂場のヌメリは、バイオフィルムの一例
✅バイオフィルムは微生物たちが暮らす“集合住宅”のようなもの
✅衣類にもバイオフィルムが形成されることがある


【参考文献】
1. Møllebjerg A, Palmén LG, Gori K, Meyer RL.(2021). The Bacterial Life Cycle in Textiles is Governed by Fiber Hydrophobicity. Microbiol Spectr., vol.9, no.2, e01185-21.


衣類の気になる生乾き臭・汗臭・体臭、白物の黄ばみに
内視鏡洗浄でも実績がある"超"酸素系漂白剤「過酢酸(かさくさん)」!!

衣料用除菌剤・漂白剤 桜花-AUCA-
ぜひお試しください。
Amazonさんで価格の見直しを行いました!!