2025/04/04 16:41


こんにちは。ニオイ博士こと、伊藤です。

みなさん、こんにちは。毎日のお洗濯、本当にお疲れさまです。
お気に入りの服ほど、「少しでも長くキレイに着たいな」と思いますよね。
私もお気に入りのTシャツやポロシャツを手に取るたび、「いつまでもこのままだったらいいのに」と願ってしまいます。

今回は、そんなお気に入りを長く大切に着続けるための衣類に優しい洗い方=手洗いについて、やさしくご紹介していきます。


洗濯ネットは「守る」けれど、洗浄力が弱まることも


洗濯機で洗うときに「洗濯ネット」を使っている方、多いと思います。実際、ネットを使うことで他の衣類との摩擦や絡まりを防ぐ効果があります。これにより、繊維が擦れたり型崩れしたりするのをある程度抑えてくれるんですね。

けれども、洗濯が終わったあと、ネットの中で服がギュッと丸まって固まってしまっている…という経験はありませんか?


実はこれが、もう一つの問題です。衣類が丸まることで、ネットの内側の奥まで水流や洗剤液が届きにくくなり、汚れが落ちづらくなることがあるのです。せっかく汚れを落とそうとしても、絡まった生地同士が邪魔をして、洗浄成分が繊維の奥までしっかり浸透できなくなってしまうのですね。

つまり、守る力はあるけれど、洗う力は少し弱まってしまうというのが、洗濯ネットのもう一つの側面なのです。


繊維の性質から考えると「手洗い」がとても理にかなっているんです


衣類の生地は、水に濡れると「膨潤(ぼうじゅん)」といって繊維がふくらみます。この状態ではとてもデリケートで、強い力が加わると繊維が切れたり伸びたりしやすくなります。

洗濯機ではどうしても水流の力や回転による負荷が避けられませんが、手洗いならその力を最小限に抑えることができます

さらに、手洗いなら「生地を丸めることなく、きちんと広げた状態で洗える」ので、洗剤や水が繊維の奥までしっかり届きやすいのです。
つまり、科学的に見ても「手洗いは衣類に優しく、しっかりと汚れも落とせる理想的なお洗濯方法」といえるのです。


手洗いはデリケート衣類だけじゃない!


「手洗い」と聞くと、多くの方がニットやカシミヤ、カーディガンなどの特別な服を思い浮かべるのではないでしょうか。

実は、普段着ているTシャツやブラウス、ポロシャツなどの薄手のトップスにも、手洗いはとても効果的です。これらは生地が薄い分、繰り返しの洗濯でダメージが蓄積しやすいからです。

お気に入りのシャツが「いつの間にか生地が透けるくらい薄くなっていた…」なんて悲しい経験、私もあります(苦笑)。
そうなる前に、少しの工夫でお洋服の寿命をぐっと延ばせるのが手洗いの良さなんですね。


「ちょっと特別なお洗濯タイム」にするのもおすすめです


「でも、手洗いってちょっと面倒…」
そんな気持ちもよくわかります。毎日のお洗濯すべてを手洗いにする必要はありません。

・お気に入りのブラウスを着た週末だけ
・デート用のワンピースを洗うときだけ
・ちょっと奮発したTシャツだけ

そんな風に、**大切にしたい服だけを「特別扱い」**してあげるのがおすすめです。20〜30分ほどでできますし、慣れてくると気持ちも穏やかになってくる、ちょっとした「衣類との対話時間」にもなりますよ。


手洗いの具体的な方法をご紹介します


では、実際の手順をわかりやすくご紹介しますね。

(1)汚れチェック


まずは衣類全体をチェック。目立つ汚れがあれば、事前処理をしておきます。

・食べこぼし
・脇の黄ばみ
・襟や袖の汚れ

これらには台所用中性洗剤(食器用洗剤でもOK)を少量つけ、ブラシで軽くトントンと叩き洗いしておくと、後が楽になります。


(2)手洗いスタート


① 衣類の取り扱い表示を超えない"ぬるま湯"を用意し、お好みの洗剤をよく溶かします。


② 衣類を裏返しにし、軽く畳んでそっと水に沈めます。


③ 両手で「押す」「浮かす」を5回ほど繰り返し、洗剤液を繊維に行き渡らせます。


④ そのまま3〜5分放置して汚れをゆるませます。



⑤ 再度「押す」「浮かす」を5回ほど繰り返し、軽く体重をかけながら、汚れを優しく押し出します。

⑥ 軽く水を切ったら、洗濯機で30秒だけ脱水。


(3)すすぎ(2〜3回)


① 新しい水に入れ替え、再び「押す」「浮かす」でやさしくすすぎます。
② すすぎの合間にも30秒脱水すると効率的です。


(4)柔軟剤(お好みで)

① すすぎの最後に柔軟剤を加え、3分ほど浸透させます。
( 柔らかさや仕上がりの香りをお好みで調整してください。)



(5)脱水・乾燥

① 仕上げの脱水は30秒〜1分程度。
② 脱水後は形を整え、陰干しします。
(直射日光は生地を痛めやすいのでご注意くださいね。)


手洗いは「衣類の健康診断」


手洗いの良さは、自分の目で衣類の状態を確認しながらお手入れできることでもあります。

ちょっとした毛玉の兆候や、縫い目のほつれにも早く気づけます。まさに衣類の健康診断のようなものですね。


今日のまとめ

✅ 洗濯ネットは摩擦・絡まりを防ぐが、洗浄力が届きにくくなることも
✅ 手洗いは繊維へのダメージを最小限にできる
✅ 普段着こそ手洗いで寿命を延ばせる
✅ 無理なく「お気に入りだけ」を特別扱いしてもOK

お気に入りの服と、もっと長く心地よく過ごせるよう、手洗いの習慣、ぜひ取り入れてみてくださいね。


【参考文献】
1. 中村安秀(2016)『生活実用シリーズ お気に入りを長く着る衣類のお手入れ - 洗濯・しみ抜き・つくろい・しまい方』NHK出版
2. 中村祐一(2022)『NHKまる得マガジン 洗濯表示でバッチリ おうちで極上!洗濯術』NHK出版


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