2025/04/07 13:44


お気に入りの服を長く大切にするために ~ニオイ博士が考える「10着だけのワードローブ」の秘密~


こんにちは!ニオイ博士の伊藤です。

今日はちょっといつもと違う切り口から、衣類と暮らしの関係についてお話ししたいと思います。

先日、近所の図書館でふと目に留まった一冊の本がありました。

フランス人は10着しか服を持たない パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣

アメリカからフランスに留学した著者が、パリで学んだ上質な暮らしの知恵を紹介している本なのですが、読んでいてとても考えさせられました。

フランスの女性たちは、流行を追いかけてたくさん服を買い込むのではなく、自分に本当に似合う服を少しだけ持って、大切に、丁寧に着る。

――なんて優雅なんでしょう!

正直なところ、私たちの日常は「気づけば服が増えている」ことが多いですよね。買い物に出かけたら「セールだったから」「なんとなく今っぽかったから」と、つい1枚2枚と増えていきます。でも、実際に毎日着るお気に入りの服は、案外いつも決まった何着かではないでしょうか?

実際、環境省の調べでは、1年間に1回も着られていない服が1人あたり平均35枚もあるそうです。

この数字を見たとき、私もギクリとしました。クローゼットの奥には「買ったけど着ていない服」「流行は過ぎたけど捨てられない服」が眠っている…。きっと私だけではないはずです。


自分に似合う服を知るって、どうすればいい?


フランス人女性のように、本当に自分に似合う服を厳選するのって、実はとても理にかなっているのです。でも、それが難しいからこそ、ついつい服が増えてしまう…。

そんな時に役立つのが、最近注目されている**「骨格診断」と「パーソナルカラー診断」**です。

実は、私も先日書籍をもとに自己診断してみました。結果は、
骨格:ストレートタイプ × パーソナルカラー:サマータイプ

「なるほど!だからあの服はしっくりこなかったのか」とか、「ストライプが好きだったのは、そんな理由もあったのか」など、自分の過去の洋服選びがストンと腑に落ちました。

少し科学的に説明すると――
骨格診断は、身体のフレームや筋肉の付き方、肌の質感などを基に「似合いやすい服の形・素材」を導き出します。たとえば、ストレートタイプの人はすっきりとシンプルの服がよく映えます。逆にフワフワした服は少し太って見えやすくなることも。

一方、パーソナルカラー診断は、肌の色味を基に「調和しやすい色の系統」を導きます。サマータイプの私は、涼しげでやわらかいカラーが似合いやすいそうです。

これらを知った上で服選びをすると、似合わない服に迷わなくなるばかりか、「お気に入りが増えて、失敗が減る」んです。まさに、少数精鋭のワードローブへの第一歩ですね


そして、もうひとつ大切なのが**「服とのつきあい方」**。

お気に入りの服を長く着続けるには、日々のお手入れも欠かせません。

ここで少しだけ“ニオイ博士”らしい話を。

衣類のニオイは「汚れ」そのものではなく、実は汚れに含まれる皮脂やたんぱく質に菌が繁殖して発生するニオイが多いのです。特に汗ジミや生乾き臭などは、この菌の活動によるもの。

つまり、なるべく汚れを早めに落とし、菌の繁殖を防ぐだけでも、ニオイはかなり抑えられます。

高価な洗剤や特別な道具を使わなくても、
・洗濯物はなるべく早めに干す
・風通しを良くする
・定期的に丁寧に洗う
――こうした基本的なことの積み重ねが、服の寿命を伸ばしてくれます。

衣類にとって「お手入れ=愛情」なのだと、私は思っています。


現代はたくさんのモノにあふれています。
その中で、「お気に入りの服を少しだけ持ち、大切に手入れして長く着る」という暮らし方は、実はとても豊かで、満たされるものかもしれません。

服が減ると、クローゼットがスッキリするだけでなく、朝の「何を着よう?」という迷いも減っていきます。
そして、お気に入りを身にまとう日は、自然と気持ちも明るくなる。

私自身も、これからは「10着の暮らし」を少しずつ目指してみようかな、と感じています。

もちろん、長く大切にする際に桜花-AUCA-を思い出していただければ嬉しいです(笑)。


今回はちょっといつもと違う話題でしたが、たまには「ニオイ博士 伊藤」もこんなゆるやかな衣類の話も良いかなと思って綴ってみました。

次回はまた「ニオイ」の科学について、役立つ知識をお届けしますので、ぜひまた遊びに来てくださいね。

それではまた、お会いしましょう!


【参考文献】
1. 環境省. ”環境省_サステナブルファッション"(最終更新日:2025-01-01)
https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/(参照2025-01-05)
2. ジェニファー・L・スコット(2014)『フランス人は10着しか服を持たない パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣』大和書房
3. 二神弓子(2017)『骨格診断×パーソナルカラー 本当に似合う服に出会える魔法のルール』西東社


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