2025/07/14 14:03

柔軟剤の香り、取れなくて困っていませんか?|衣類に残る香りの科学的な落とし方
こんにちは!ニオイ博士こと、伊藤です。
今年の夏も厳しいですね🌞。日差しが刺すように強いですが、ずいぶん前から私はお天道様とは距離を置いています(笑)。10年以上前から世間の生温かい目を浴びながら、「日傘男子」として紫外線対策には人一倍こだわってきました。最近ではサファリハット+UVパーカーのフードで完全装備。もうここ数年、まともに太陽を見ていないかもしれません…。
さて、今回のテーマは、マルシェでもよく聞かれるお悩みの一つ。
|洗っても「柔軟剤の香りが取れない…」というご相談。
実はすごく多いんです。
「子ども服をお下がりでもらったけど、柔軟剤のニオイが強くて…」
「ちょっと香りが強くて落としたいんだけど…」
「いつの間にかタンスの中が混ざった香りに…」
こんな風に「柔軟剤の香りを消したい!」という方、意外と多いんですよね。
今日は、そんなお悩みに対して、ニオイ博士が“科学の目”でやさしく解説しつつ、具体的な対処法もご紹介します。難しい言葉は使いませんので、ぜひ気楽に読み進めてくださいね。
そもそも、柔軟剤の香りってなぜ取れにくいの?
まずはちょっとした豆知識から。
洗たくに使われる柔軟剤の香り成分は、実は「油に近い性質」を持っています。
「えっ、香りが油?」と驚かれるかもしれませんが、実はこれはとても理にかなっているんです。
香り成分は空気中にふわっと漂ってくれる必要がありますよね?でも同時に、水に簡単に流れてしまっては意味がない。だから、柔軟剤に含まれる香りは「水に溶けにくくて、繊維に残りやすい」=“油に似た性質”を持っています。
つまり、普通の水洗いや洗たくだけではなかなか落ちないというわけなんですね。
柔軟剤の香りを落とすにはどうする?
ここからが本題!
水では落ちにくい香り成分を落とすためには、「油汚れに強い洗剤」を使うのがポイントになります。
その代表選手が――
|台所用中性洗剤!
そう、あの食器洗いに使う洗剤です。
お皿やフライパンのベタベタ油汚れを落とすために作られているので、柔軟剤の香り成分に対しても効果を発揮してくれます。台所用中性洗剤にも香りが付いているものも多いですが、食器洗いに使われることもあり、香りが残りづらいのも良いですね。
【手順】柔軟剤の香りを落とす方法
やり方はとってもシンプルです。
準備するもの:
〇台所用中性洗剤
〇水
〇洗面器やバケツ
手順はこちら:
(1)1リットルの水に、大さじ1(約15g)の台所用中性洗剤を入れて「つけおき液」を作ります。泡が立つので、泡がこぼれても平気な場所や、バケツなど深めの容器が適しています。

(2)香りが気になる衣類をこの洗浄液に浸します。衣類全体にしっかりと液がしみ込むよう、押し洗いを意識しましょう。
※ 私の愛用テクニックは「押す&浮かす」!ぎゅーっと押したら、ふわっと浮かせる。この動きで、衣類の奥まで浸透しやすくなります。

(3)5分ほど置いておきます。
※あまり長く浸けすぎると、色落ちや繊維へのダメージの原因になることも。5分程度でOKです。

(4)しっかりすすいで、通常どおり洗たく。
台所用洗剤が残らないように、しっかりすすぎを。その後、いつも通りの洗たくをしてOKです。

柔軟剤の香りが落ちない理由を“科学の視点”でまとめると…
〇香り成分は揮発性の“油”のようなもの
〇水ではなかなか落ちない
〇だから「油汚れ」に強い中性洗剤が有効
「香りがなかなか落ちない…」という悩みには、ちゃんと理由があるんです。
そして、その理由が分かれば、対策もちゃんと立てられます。
注意点とワンポイントアドバイス
✔ 染色が弱い衣類は、目立たない部分で試してから
おしゃれ着や天然素材など、染料が落ちやすいものもあります。まずは目立たない部分に「つけおき液」を付けて、色落ちが起きないか試してからにしましょう。
✔ 台所用洗剤の種類に注意
香りが強いタイプは衣類に香りが残ることも。無香タイプや、香りが弱いものを選ぶのがコツです。
今日のまとめ
✅ 柔軟剤の香りが落ちないのは「油に近い性質」のため
✅ 油汚れに強い「台所用中性洗剤」が有効
✅ 押し洗い+すすぎがポイント!
✅ 油汚れに強い「台所用中性洗剤」が有効
✅ 押し洗い+すすぎがポイント!
香りは好みが分かれるもの。特に家族の衣類をまとめて洗っていると、自分の好みとは違う香りが残ってモヤっとすることもありますよね。
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