2024/10/23 16:27
前回、桜花-AUCA-の過酢酸を発生させるシステムは
液体の「平衡混合物」ではなく、「木」から「枝」を切り離すイメージである話をしました。
さて、ちょっとまた化学のお話になってしまうのですが、
「pH(ピーエイチ)」という言葉を聞いたことありますか?
酸性、中性、アルカリ性など、
洗たく物のヨゴレを落とすときはアルカリ性が良いとか、
水回りの白いヨゴレを落とすときは酸性が良いとか聞いたことあると思います。
この酸性、中性、アルカリ性を数値で表したものを「pH(ピーエイチ)」と呼びます。
例えば、
酸性はpHが3未満、弱酸性は3~6の場合、
中性は6~8、弱アルカリ性は8~11、アルカリ性は11を超えた場合になります。
洗たく洗剤に「弱アルカリ性」と書いてあればpHは8~11になり、
水回りの白いヨゴレを落とす場合に使うクエン酸はpHが1~3なので「酸性」になります。
話を桜花-AUCA-の過酢酸に戻しますと、
前回お話をした「木」から「枝」を切り離すことができるのは「アルカリ性」側にある時です。
図に書いてある青色の矢印ゾーンがそれに当たります。
青色のゾーン以外では「木」から「枝」を切り離せず、過酢酸は発生しません。
しかし、実は過酢酸の効果が発揮するのは「中性~酸性」のゾーンになります。
図に書いてある赤色の矢印ゾーンがそれに当たります。
つまり、
「木」から「枝」を切り離して過酢酸を発生させるには「アルカリ性」ゾーンにしなきゃいけないけど、
でも、過酢酸の効果が発揮できる「中性~酸性」ゾーンに行かないと意味がない。
これがこれまでの常識でジレンマでした。
そのため、過酢酸はあまり表舞台に立てませんでした。
でもでも、最初は過酢酸を発生させるために「アルカリ性」にして、
その後に過酢酸の効果を発揮させるために「中性~酸性」にすれば良いんじゃんって思いますよね?
それをすると、製品が2つや3つに分かれてしまって混乱してしまうんですよ。
何とか1つの製品にまとめたいと願ってアイデアをひねり出し、
実現したのが桜花-AUCA-になります。
その辺りの話については、また別の機会にでも。
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