2024/11/29 13:13

2016年12月より「取扱表示」に新たに追加されたのが「ぬれ吊り干し」です。
脱水を行わずにビチャビチャのまま干すことを言うのですが、
麻・リネンなどの生地で、風合いを生かすために推奨されている干し方です。
普段の洗たくの中ではあまり馴染みのない干し方ですが、
スラックスなどに応用すると、アイロンが必要ないぐらい折り目がシッカリします。
今回は、"洗えるスーツ"のスラックスに応用した「ぬれ吊り干し」を紹介したいと思います。
シワの主な原因は「脱水」
洗濯機で洗たくを行うと、シワが目立つことありませんか?
洗濯機の初期設定だと「脱水」時間が長めに設定されている場合もあります。
洗濯機の「脱水」時間を長くすると乾燥時間は早まりますが、
水で柔らかくなった繊維が遠心力で押しつぶされてシワの原因になることも…
実は、「脱水」時間は厚めのものでも"3分"で十分だそうです。
シャツやTシャツなどは"1分"、デリケートな衣類は"30秒~1分"
ちなみに、私はニット系は洗たくネットに入れて素早く手洗い後に"10秒"にしています。
乾燥に時間はかかりますが、シワが目立たなくなるのがメリットですね。
スラックスはビショビショのままピンチハンガーで干す
この方法は洗えるスーツを買った時に店員さんに教えていただいた方法です。
実際にやってみると、確かにシワもできず、折り目もシッカリしてました。
アイロンをかける必要もなくなりましたり、店員さん、ありがとーー。
①まずは洗たくネットに入れて洗たくし、柔軟剤まで済ませます。

②次に折り目を合わせてピンチハンガーに逆さで干します。

③ポタポタ水が落ちるので、お風呂場で干すのが良いですね。

④乾くと折り目もシッカリ、シワもなし
ビショビショの状態から干すので多少時間はかかりますが、
アイロンをかける必要もないためオススメですよーー!!
今日のまとめ
✅シワの主な原因は「脱水」
✅「脱水」時間は長くても"3分"で十分。シワの気になるものなら"1分以内"に。
✅"洗えるスーツ"のスラックスを「ぬれ吊り干し」したら折り目もシッカリ、シワ知らず。
今回は、「ぬれ吊り干し」のメリットを"洗えるスーツ"のスラックスに応用してみました。
スラックスだけでなく、シワの気になるシャツなどにも使えますよ!
「ぬれ吊り干し」までは行かなくても、
シワを抑えるのであれば「脱水」時間は短めで。
もし「脱水」時間を短くして衣類が重くなることによる型崩れが気になる場合は、
過去記事の「逆さ吊り」を試してみてくださいね。
お気に入りを気持ちよく、長く大切にしていきましょう!!
【参考文献】
1. ホームライフセミナー(2004)『気持ちいいほどきれいになる 簡単「洗たく」術 洗う、干す、アイロンがけ、保管法…知って差がつくプロのコツ』青春出版社
衣類の気になる生乾き臭・汗臭・体臭、白物の黄ばみに