2025/08/18 13:26


『ごめんなさーい。今年も10月頃まで高い気温を維持してしまいまーす。』
なんて気象予報士さんが言っていても、あまり怒らない性格のニオイ博士こと伊藤です。こんにちは!

暑い日は外出も一苦労。私も正直、冷房の効いた商業施設に逃げ込みたい気分になります(笑)。
そんな中でもマルシェに立ち寄ってくださる皆さま、本当にありがとうございます。

さて今日は、よくいただくご質問――
「衣類用の除菌・漂白剤『桜花-AUCA-』、どうしてスプレーじゃないの?」
についてお話ししたいと思います。

最近は消臭スプレーが一般的で、「シュッとひと吹きで超消臭!」なんて商品もたくさんあります。
だからこそ、「もし桜花がスプレーだったら便利なのに…」という声をいただくと、私も少し申し訳ない気持ちになります。

でも実は、この「スプレー化しない理由」には大切な科学的背景があるんです。


スプレーが危険になる理由とは?


スプレーは、液体を細かいミスト状にして空気中に広げる仕組みです。
問題は、このミストが想像以上に遠くまで広がること。

過酢酸(かさくさん)という成分は、除菌力や漂白力に優れている一方で、吸い込んだり、目に入ったりすると刺激を与える可能性があります。

つまり、もしスプレーにしてしまうと――
・空気中に細かい粒子が漂い、意図せず吸い込んでしまう
・作業中に目に入るリスクが高まる
 という安全面での問題が出てしまうのです。

そのため、桜花はあえて「つけおきタイプ」として販売しています。
実際に使っていただくとわかるのですが、つけおき液として使用する分には大きな問題はなく、むしろしっかり除菌・漂白ができるので安心です。つけおき液は少しお酢のニオイが感じられますが、ラップをかけることによってニオイの広がりも防げて保温効果も高まるため、除菌・漂白効果がアップします。

換気の良い場所で使う、万が一目に入ったらすぐ洗い流す、といった注意点を守っていただければ、日常使いに支障はありませんよ。

▼過去記事


水洗いできないものには「ふき取り」で対応


では、机や手すりのように水で洗えない場所で使いたい場合はどうすればいいのでしょうか?

そんな時におすすめなのが「ふき取り」です。

1. まず、バケツに3Lほどのつけおき液を作る
2. きれいな布に液を含ませる
3. サッと対象物をふき取る

これだけでOKです。
最初は少しお酢のようなニオイがしますが、風通しを良くして乾かせば自然に消えていきます。

布製のソファやカーペットなど、水洗いが難しいものにも応用できます。
衣類以外にも生活の中で工夫して取り入れていただければ、家中のニオイ対策に役立ちます。


消臭スプレーと過酢酸の違い


ここで少し整理してみましょう。

消臭スプレー
香料や化学成分で「ニオイを覆い隠す」ものが多い。即効性はあるが、ニオイの原因菌までは取り除けない場合が多い。

過酢酸(桜花-AUCA-)
ニオイの原因となる菌や汚れを直接分解・除去する。香りでごまかさないので、洗いあがりはスッキリ。

つまり、「良い香りでごまかす」のではなく、「ニオイの根本を断つ」役割を果たすのが過酢酸なんです。


暑い季節こそ注意したい衣類のニオイ


夏は汗や湿気で衣類がニオイやすくなりますよね。
特に部屋干しや、運動後のTシャツ、子どもの部活動のユニフォームなどは、ニオイの悩みがつきもの。

そんな時に役立つのが、つけおき除菌。
ニオイの原因菌にしっかりアプローチすることで、なかなか洗濯でも取りきれない「残り臭」までケアできます。

「どんなに柔軟剤を変えてもニオイが消えない…」と悩んでいる方ほど、一度試していただきたい方法です。


今日のまとめ


✅ 過酢酸は強力だけれど、スプレーにすると吸い込みや目へのリスクがある
✅ 衣類や布製品は「つけおき」で、家具や水洗いできないものは「ふき取り」で対応できる
✅ 消臭スプレーは香りでごまかすことが多いが、過酢酸はニオイの原因菌にアプローチ
✅ 夏の衣類ニオイ対策には、つけおき除菌が効果的

今回は「なぜ桜花をスプレー販売していないのか?」というご質問にお答えしました。
今後も、科学的な知見をもとに、日々の家事に役立つニオイ対策をお届けしていきますね。

暑い夏も、スッキリした衣類と気持ちで乗り切っていきましょう!


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衣料用除菌剤・漂白剤 桜花-AUCA-
ぜひお試しください。