2024/10/18 14:08



前回、塩素系漂白剤のお話をさせていただきました。


今回からは「酸素系漂白剤」についてお話しさせていただきます。


酸素系漂白剤の代表的なものは4つのタイプ


用途によって様々な酸素系漂白剤が使用されています。

例えば、

①過酸化水素
液体の酸素系漂白剤の代表例。オキシドールの主成分でもある。
衣類の他にもパルプの漂白などでも大活躍。
希釈すると中性付近になるので、素材のダメージも比較的少ない。
ニオイもほとんどなく、非常に使いやすい。

②過炭酸ナトリウム
炭酸ナトリウムと過酸化水素の混合物。
炭酸ナトリウムを含んでいるため、水に溶けると弱アルカリ性に。
弱アルカリ性では過酸化水素の働きが強くなるため、衣類の漂白に大活躍。
しかし、弱アルカリ性のため、ウールなどはダメージを受けることも。

③過ホウ酸ナトリウム
入れ歯用洗浄剤には、よく使われている。
しかし、ホウ素が含まれているため、排水規制の関連で使用が避けられる傾向がある。

④過酢酸
内視鏡やペットボトルの洗浄で大活躍。
高い除菌効果が認められているが、液体製品は取り扱いが難しいため、
主に業務用として使用されている。


今回は酸素系漂白剤の4つのタイプについてお話をさせていただきました。

これ以上話すとダラダラ話してしまいそうなので、続きは次回に。


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