2024/11/07 14:03


さて、前回縦型洗濯機の洗浄ポイントについてお話をしました。


今回はドラム式洗濯乾燥機についてお話をしようと思いますが、洗浄ポイントについては縦型洗濯機と同じです。

ドラム式の場合は「槽洗浄」のコースがあると思いますので、それを活用いただければと思います。

ただ、ドラム式の場合は縦型と異なることが多く、縦型以上にカビ対策に注意する必要があります。

今回はその辺りのお話をしていきたいと思います。


毎回15分間以上は乾燥を行う


ドラム式は縦型と異なり、使用しない時にフタを開けっ放しにしづらいと思います。

乾燥を行わないで置いておくと内部の湿度が高い状態で置かれ、

カビなどの微生物が増えやすい環境になります。

実際、買って2か月後からカビが検出されたことがあったそうです。
(縦型の場合は5ヶ月から)

一方、毎回乾燥を行っていたドラム式はカビが少なかったそうです。


洗剤量は多過ぎず、適量で


ドラム式は節水を謳っている製品が多いため、洗剤量が多めに必要となります。

以前お話ししたように、洗濯機に生息する微生物は洗剤成分をエサとして食べて増えることができます。


そのため、洗剤量が適量より多くなるとエサが多くなってしまう傾向があるので注意が必要です。


フィルター掃除はこまめに行う


ドラム式の乾燥機能を使った人は分かると思いますが、結構「糸くず」が発生します。

この「糸くず」を定期的に清掃しないと、そこに洗剤が残ってしまう場合もあるそうです。

洗剤が残ってしまうとカビが増えやすくなってしまいます。

定期的にフィルター掃除を行い、カビが増える要素を減らしていきましょう。


ドラム式洗濯乾燥機は使用しない場合はフタを閉めたままであることが多く、

フタを開けた時に内部にこもったカビのニオイを感じやすいと思います。


適切な使用方法で快適な生活に繋げていきたいですね。


【参考文献】
1. 濱田信夫(2009). 洗濯乾燥機のカビ汚染の現状. 生活衛生, vol.53, no.2, pp.90-99.
2. 濱田信夫(2005). 洗濯機内部に生息するカビと洗剤成分の関係. 生活衛生, vol.49, no.3, pp.161-167.


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